インナーマッスル・トレーニングを毎日の生活の中に取り入れていただくことをおすすめする理由はいかの2点です。
- 動作の調整能力(繊細さ)向上
- 姿勢や関節の位置の安定
インナーマッスルは大きな力を出すのではなく、「動作を補助する役目」をしています。ですから、インナーマッスル・トレーニングを行うということは、「動作の補助力」がアップするという事です。
例)
ボールを蹴るという動作
- 腰の素早い回転させる
- 脚を振る方向を安定させる
- 足首の向きの微妙調整
と言うようにボールを蹴るという動作1つ取っても、くつもの動きが複雑に絡み合って行われています。
ですから、関節の向きを微妙に調整するために、関節の回転を微調整するインナーマッスルも強く、安定した動きができなければならないのです。
また、インナーマッスル・トレーニングを行うことで体全体の姿勢や、関節の位置を安定してきます。
アウターマッスルをばかりをトレーニングして強化してしまうと、いざ力という時にアウターマッスルのパワーにインナーマッスルがついていけず、姿勢や関節の位置、動きが不安定になり、安定した力が出せなかったり、大きなけがに繋がったりします。
アウターマッスルとインナーマッスルのアンバランスが起こることで、野球選手など肩を酷使するスポーツ選手がインピンジメント・シンドローム(ぶつかり症候群)になって肩に慢性的な痛みを感じるようになったり、日常生活では中高年以降になると、普段使わないインナーマッスルの機能が低下することで、アウターマッスルとインナーマッスルのアンバランスが起こり、「四十肩」になって痛みで肩が上がらなくなったりします。
こうした説明を聞いても「私はスポーツなんてしないし関係ないわ!」と思う方もいらっしゃると思います。
しかし、日常生活のなかでも、インナーマッスルを強化し、安定した動きができるようになる事はとても役に立ちます。
何気ない動作が安定して行われることで
- 疲労の減少
- ケガを予防(つまづいて転んだり、足首を捻ったり・・不測の事態に安定した動きができる)
- 姿勢がよくなり「立ち振る舞い」が美しくなる
- 代謝機能の向上(痩せやすい体)
- 体全体の機能も向上
例)
背骨がまっすぐ伸びることで、肺が大きく動き酸素摂取量が増えたり、内臓位置が正しくなることで内臓機能が向上します。
インナーマッスル・トレーニングを、毎日の生活に取り入れて、健康、元気、幸せな毎日を送りましょう!!

心理カウンセラー、加圧インストラクター、整体ボディケアセラピスト、スポーツフードアドバイザー、家庭物理療法師、医療機器の販売及び貸与営業所管理者など心と体をケアするための資格を持つ心と体のケアのスペシャリスト