「インナーマッスル」という言葉を耳にしたことのある人は多いでしょう!!
しかし、インナーマッスルとアウターマッスルの違いを説明できる人は少ないようです。
インナーマッスルとはどんな筋肉なのでしょうか?
インナーには「内部の」という意味があります。
つまり、インナー・マッスルとは、「内側の筋肉」という意味になります。
筋肉は骨に近い部分から何層にも重なっています。
この層の深い部分にある筋肉をインナーマッスルといいます。
インナーマッスルは、体の奥のほうにある筋肉の総称で、姿勢の保持、調節や関節の位置を正常に保ったりするという働きをしています。
これに対しアウターマッスルは、体の表面近くにある筋肉をいいます。
アウターには「外側の」という意味があるのです。
上記のように大胸筋などの外側の筋肉をアウターマッスルといい、小胸筋のように内側についている筋肉をインナーマッスルと言います。
ベンチプレスなどのような一般的な筋力トレーニングは、主にアウターマッスルを鍛える事を目的としています。
アウターマッスルは大きな力を出す事ができるので、運動を行う時のメインパワーを生み出します。
これに対し、インナーマッスルは大きな力は出せませんが、方向性のサポートやスムーズな動きをサポートする働きをします。
しかし、現状ではインナーマッスルとアウターマッスルを明確に区別する基準ありません。
筋肉は複雑に絡み合った構造なので、「単純に外側の筋肉」と「内側の筋肉」とわけてしまうのが難しいと言う側面があるからでしょう。
大まかな分類の仕方で良いのではないかと思います。
また、中には自分の意志で動かすのが難しい筋肉や、運動や日常動作に直接関わってこない筋肉もあるので、
- 一般的な筋肉(アウターマッスル)トレーニングでは鍛えるのが難しい筋肉
かつ
- 鍛えることで体の機能向上が望める細かな筋肉
のことだと考えておきましょう。