ケガの早期回復
加圧トレーニングを行うことはケガの早期回復につながります。加圧トレーニングをすることで血流がよくなるからです。平均で20%程度向上するといわれています。
軽い負荷でトレー二ングできるので特に高齢者の骨折後のケアに加圧トレーニングを取り入れることで、寝たきりの予防につながると期待されています。
血流が良くなるとケガをした部位へ運ばれる血液量が増加するので、栄養や酸素を細胞が豊富に受け取って活発になることで新陳代謝が促進されケガの回復が早まるのです。加圧トレーニング後に安静時の290倍分泌されるという成長ホルモンも回復力を促進してくれます。
痛みの軽減
さらに加圧トレーニング後は痛みが軽減したり治まります。
痛みを軽減するマイオカインというホルモン様物質が加圧トレーニング後に筋肉から分泌されるからだと考えられています。
早期回復の例
加圧トレーニングでケガが早期回復した例
- 加圧トレーニングを実施した高齢者はケガをしてから3週間後には骨をつなげる仮骨(かこつ)が形成されているのに対し、行わなかった高齢者では3週間たっても仮骨形成は見られなかった
- 手首を骨折した65歳の女性が加圧トレーニングを行い、骨折から3週間後に仮骨が形成され、4週間後には完全に骨がくっついた
こんな方にオススメ
加圧トレーニングは低負荷で寝たままでも実施可能ですから、特に高齢者のリハビリトレーニングを取り入れて早期回復を目指すことをお薦めします。
血流量の増加や回復力の向上は一般的なケガだけに効果があるわけではありません。骨折・捻挫・腰痛など慢性的なトラブル、さらには疲れやすい方、アスリートの回復力の向上にも力を発揮します。加圧トレーニングを取り入れて早期回復、改善を目指してください。