加圧≒ダメージレス
加圧トレーニングをダメージレス(ダメージがない)トレーニングというのは言い過ぎかもしれませんが、通常よりかなり小さな負荷で効率よくトレーニングができるためトレーニング後のダメージが通常の筋力トレーニングと比べて残りにくいことが特徴です。
加圧トレー二ングはダメージが残りにくい!
加圧と筋肉の種類
筋肉には瞬発力を発揮させるための速筋と持久力を発揮するための遅筋の2種類があり、筋力をアップするためには速筋、持久力をアップするためには遅筋をターゲットにしてトレーニングを行います。速筋は鍛えることで太くなりますが遅筋は鍛えても太くなりません。
通常の筋力トレーニングでは速筋を鍛えるためには大きな負荷を使う必要がありますが、加圧トレーニングでは筋肉に負荷のかかり方を錯覚させることができるので小さな負荷でも十分な効果を得ることができます。
小さな負荷でトレーニングを始めるとすぐに遅筋が活動を始めますが、加圧していると血流が不足して遅筋が活動するための酸素が不足します。これは大きな負荷がかかった時と同じ状態なので、速筋が大きな負荷を受けたと錯覚して活動を始めます。加圧トレーニングでは小さな負荷で速筋、遅筋を同時に鍛えることができるため効率よくトレーニングができるのです。
小さな負荷で速筋と遅筋を同時に鍛えられる
加圧と時間
それぞれの筋肉には以下の特徴があります。
- 持久力を発揮するために働く
- 小さな負荷で働き始める
- 鍛えるのに長時間のトレーニングが必要
- エネルギーを作る時に体内の酸素が必要
- 瞬発力を発揮するために働く
- 大きな負荷がかかってから働き始める
- すぐに疲労し長時間のトレーニングができない
- 体内のグリコーゲンをエネルギー源にする
加圧トレーニングでは筋肉が早い段階で疲労してきます。血流を制限するので疲労物質(乳酸)がすぐ筋肉にたまるからです。たまった乳酸は成長ホルモンを分泌させる刺激になります。
成長ホルモンには若さ・美しさ・健康度を増進するための様々な働きがあります。
乳酸はトレーニングを終えた直後、成長ホルモンはトレーニングを終えてから15分前後で分泌量がピークになります。加圧トレーニングではトレーニングを始めるとすぐに乳酸が溜まり始めるため、短時間で大きな効果が期待できるのです。
加圧とリハビリ
加圧トレーニング後は血流が増加するので疲労物質が筋肉から排出され疲労感が残りにくいため、回復が早ので短いインターバルでのトレーニングが可能です。小さな負荷で効果があるので筋肉や関節の痛みが出にくいのも特徴です。
ですからケガや病気によって筋肉が急激に衰えてしまった場合などリハビリにも有効です。リハビリの目的の場合は毎日加圧トレーニングを行うこともあります。腕の付け根と脚の付けのを血流制限するだけですが、腹筋や背筋などのトレーニング効果を増してくれます。動脈と静脈を血流制限することで成長ホルモンや筋肉の肥大に関わる因子が体全体に及ぶからです。
鍛えていない部位が知らないうちに筋力アップしていくというのも加圧トレーニングの特徴です

心理カウンセラー、加圧インストラクター、整体ボディケアセラピスト、スポーツフードアドバイザー、家庭物理療法師、医療機器の販売及び貸与営業所管理者など心と体をケアするための資格を持つ心と体のケアのスペシャリスト