ステージ6:目標体重への取り組み
多くの場合、ダイエットによって減少させようとする体重目標が現実離れしていることが障害となってダイエットに失敗します。
数字が先行して健康的に体重減少させるための効果的な知識をもち、それを実行するための効果的な行動を身につけていかないと、ダイエットの苦しさから「目標を達成しよう」という意思が低下してしまうからです。
ステージ6での目標は自分にとって適切な目標体重を理解し、それを受け入れることです。
そのために、このステージでは以下の取り組みを行います。
希望体重が決まった理由を明確にする
目標体重を見直すために、希望体重を目標とした理由を振り返って確認することが役に立ちます。
希望体重を目標とした理由を振り返えることで、希望体重まで減量することが合理的かどうかについて考えることができます。
希望体重が合理的に決まっていない人がとても多いのです。
それについて改めて検討することで、その体重を達成することがとても困難で、本当の目標を叶えるために、それほどまでの苦痛に耐える必要がないことを受け入れられるようになる可能性が高いのです。
検討するポイント
- 希望体重の理由
以下のような理由で決まった体重にならなければならないという思い込みが多く見られます。
☆医者や仲間からすすめられたから
☆以前ダイエットをして達成できた最低体重だから
☆これまでの人生で一番軽い体重だから
☆その体重になる事が個人的には何らかの意味がある
など様々な理由が考えられます。 - 過去のダイエットでの異なった目標
体重 過去に行ったダイエットや、その時の目標と、目標体重が決まった理由について検討し直してみましょう。 - 希望体重の達成の可能性
希望体重を維持しようとした過去の経験について検討して見ましょう。
その上で現在希望体重を維持することができるかについて検討してください。 - 希望体重に到達する事の重要性
希望体重を達成する事の個人的重要性について検討してみましょう。
その体重を達成することが自分にとって本当に重要をかについて、慎重に考えて見てください。 - 希望体重を達成した結果
希望体重を達成したら生活がどう変わるかについて検討してください。
もし以前その体重になったことがあるなら、その時どんなことが変わったのかを書き出して明確にしてください。(プラス面、マイナス面)
その時、以下の8つの側面を考慮してください。
もし希望体重にを達成できたら変わると予想している下記の側面の変化について、ひとつひとつ詳細に検討しましょう。
魅力、服のサイズや好み、健康状態や体力、余暇活動(スポーツや趣味)、社会生活、仕事、自尊心や自信、個人的な対人関係 - 希望体重を達成しない結果
希望体重を達成できなかった時、自分がどんな反応をしそうかについて考えてみましょう。
希望体重に達しない事をどう考えるでしょうか?(認知的反応)
また、そう考えることでどんな反応(例:ダイエットをやめるなど)について詳細に検討してみましょう。
付録
「D_60_あなたの目標体重」を利用して考えて見ましょう。
できればサポーターと一緒に検討してください。
検討した結果に関する感想は時間をかけて納得できるものを書いてください。
最後に希望体重を見直すことについて、同意できない点があるなら、それを明確にしてサポーターとじっくり話し合いましょう。

心理カウンセラー、加圧インストラクター、整体ボディケアセラピスト、スポーツフードアドバイザー、家庭物理療法師、医療機器の販売及び貸与営業所管理者など心と体をケアするための資格を持つ心と体のケアのスペシャリスト