完全肥満型タイプの特徴
誰がみても全体的に「太っている」というような太り方をしていて、肥満指数であるBMI値が高いのがこの完全肥満型です。
BMIとは、Body Mass Indexの略で体格指数と訳されます。身長の2乗に対する体重の比で体格を表す指数です。筋肉率が多い方は数値が高くなります。体脂肪率と合わせて評価しましょう。
このタイプはセルライト(セルライトとはお尻や太ももなどに起こりやすく、肌がでこぼこしたオレンジの皮のようになる「オレンジピールスキン現象」で、その正体は脂肪と老廃物の塊です)が体のアチコチできています。またおヘソから下のお腹がポコッとでたような太り方をしている人は内臓脂肪が多いので生活習慣病への注意が必要です。
減食と運動がポイント
部分痩せを目指すより全体的なシェイプアップを目指しましょう。
- BMI値が30以上の人は、まず全体的なシェイプアップをして体重を5%減らすことを目指しましょう。
- BMI値が25~30までの人は、全身なシェイプアップと同時に気になる部分の引き締めも目指しましょう。
- 完全肥満型の人はリバウンドしないためにも、筋肉量を増やして基礎代謝をアップしながら、脂肪を確実に燃焼させる健康的なダイエットを心がけましょう。
原因別ダイエットポイント
① 代謝低下型×完全肥満型
40代以降の人に多く見られます。 日常生活での活動量を増やすことが重要です。
- インナーマッスル(体の動きを補助する筋肉:強化しても筋肉が盛り上がったりはしません)の強化をし基礎代謝をアップする
- 加圧トレーニングやヨガで基礎代謝をアップする
- ぬるめのお風呂に長く浸かることで深部体温を向上。血流量を増やして基礎代謝をアップする
- お腹を冷やさない服装を心がけて基礎代謝をアップする
- 体を温める食材を豊富に取り入れて基礎代謝をアップする
② 食事問題型×完全肥満型
忙しい中高年に多いタイプです。「お付き合いで・・」「ストレスが溜まって・・」など、ツイツイ食べ過ぎてしまうタイプです。まずは食生活を見直しましょう。
- 食事日記などをつけて何を食べたのかを記録する
- 良く噛む(一口20回~30回は噛む)
- 食べ過ぎを予防する生活習慣を身に着ける
一度口に物を入れたら箸を置く習慣をつける。大皿料理は避け小皿に盛りつける。お菓子の買い置きをやめる。すぐ手が届く場所に置かないようにするなど - 心のケアをする
ストレスが減ることで食べ過ぎを減らすこともできます。部屋を綺麗にする、アロマを焚くなど自分を癒す習慣を身にる。自分でストレスを減らせない時は心理カウンセリングを受ける。
③ 運動不足型×完全肥満型
運動が嫌いな人や太ったことで運動が辛くなってしまったというタイプです。まずは運動習慣を見直しましょう。
- 歩く機会を増やす
目的地の一駅前で電車を降りて歩く、エレベーター・エスカレーターを使わず階段で上るなど - 運動不足を意識する
万歩計をつけるなど - 筋肉を増やす
筋肉トレーニングをする(ジムへ行く、正しいトレーニングフォームを学んでお家する、パーソナルトレーニングを受ける)
ながら筋トレをする(お料理をしながら、お掃除をしながら)
EMS(筋肉収縮をさせる装置)を使う
体重が重い人などは、関節に負担の少なく、短時間でトレーニングができる加圧トレーニングがおすすめです。

心理カウンセラー、加圧インストラクター、整体ボディケアセラピスト、スポーツフードアドバイザー、家庭物理療法師、医療機器の販売及び貸与営業所管理者など心と体をケアするための資格を持つ心と体のケアのスペシャリスト