ダイエットのための認知ケア
食事制限(1500kcalまでを限度とする)を行うとき、その実践の障害となる認知のパターンを知っておくことは、とても役に立ちます。
代表的な認知のパターンには、以下のようなものがあります。
ダイエットの障害になる代表的認知
- 食事のガイドラインを杓子定規に解釈する
一切スウィーツやお菓子、脂質をとらないなど - 食事制限の目安をわずかな量、たまに超えたりするだけで失敗したと感じる
食事制限は平均的なカロリーのガイドラインにすぎないので、厳密なルールではない事を意識しましょう。
1回ごと、1日ごとの食事で一喜一憂しないで、1週間、1ヶ月での平均摂取カロリーが目標がなるように目指しましょう。
- 自分のタイプに合わせること
ルールが曖昧だと、食事制限ができなくなってしまう人もいます。
一部の人に限られますが、そうした人はルールを厳密に定義しておきましょう。
ただし、多くのひとにとっては、厳密なルールを定義することは問題を引き起こしてしまうので、食事制限の結果をみて、ルールをある程度曖昧にするのか、厳密にするのかを決めましょう。 - 二分割思考である
二分割思考とは成功か失敗かという極端な分け方をする思考パターンのことをいます。
99%できていても、目標に達しないと失敗だと感じてしまう思考パターンです。
この思考パターンが強いと、失敗したと感じることが多くストレスをためやすいので、食事制限を諦めてしまうことにつながりやすくなってしまいます。
失敗か成功かという二分割思考ではなく、今日は80点で合格、60点だから明日は頑張ろうといった段階的な思考を練習して、ストレスをためないようにしましょう。
難しいと感じる人は認知療法を練習しましょう。 - その他の認知上の障害
体重の減少スピードについて、非現実的で過度な目標をもつことは、ダイエットに対して強いストレスをもたらします。
こうした目標を持つ人は、特定の期間内で目標の体重を落とせないと、ダイエットほうきしてしまいます。
体重減少について、正しい知識を持つ人と一緒に、非現実的で過度な目標を見直してみましょう。
自分自身の目標が非現実的で過度な目標かは、これまでのダイエット経験を見直し、ダイエットの途中放棄やリバウンドを繰り返しているかをチェックしてみましょう。
繰り返している人は非現実的で過度な目標を目指してダイエットしていると考えてよいでしょう。
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