アスリートと一般の人
一般的にスポーツでの体力を「筋力」「パワー」「スピード」「敏捷性」「柔軟性」「バランス」「全身持久力」「筋持久力」の8つの要素で分析します。
- 動きを起こす能力
筋力、パワー、スピード - 動きを調整する能力
敏捷性、柔軟性、バランス - 動きを持続する能力
全身持久力、筋持久力
という関係になっています。
発育期にはこれら8つの要素をバランス良く高めましょう。
発育期は体の基礎を整える時期なので片寄った高め方をしてしまうと、将来の選択肢を狭めたり、故障の原因になってしまいます。
また成人でも、健康維持や体力の増強が目的であれば、ある程度バランス良く鍛えるようにしてください。
しかし、勝敗を争うアスリートの場合は競技によって、必要な要素が異なるために体力要素の偏りが出るものです。
例えば、短距離選手であればパワーを出すための白筋が多く、長距離選手は持久性のある赤筋が多くなります。
白筋と赤筋の比率を同時に増やすことは不可能なので、偏りが出るのです。
こうしたアスリートが無理に8つの要素をバランス良く向上させようとすると競技能力が低下してしまうので、自分が関わる競技にどんな要素の強化が必要で、そのためにどんなトレーニングが効果的かを理解してトレーニングに取り組むようにしてください。
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