関節の動きの理解とトレーニングの質
手足を曲げたり伸ばしたり、回したりする動作は関節を中心として行われています。
そして、その動きには動きに応じた名前が付いています。
各関節の動きに必要な筋肉と、その働きを知ることは自分が鍛えるべき筋肉を理解して、効果的に鍛えることにつながります。
関節の動きには「伸展・屈曲」「内転・外転」「内旋・外旋」「回内・回外」などがあります。
また関節には、肩や股関節のように様々な動きができる関節と、指や肘関節のように限られた動きしかできない関節があります。
トレーニング行う場合はどの筋肉を動くことで、それぞれの関節が目的の動作をしているかを理解して意識することがとても役立ちます。
また、関節の動きをよく理解することは、アンバランスな体の使い方が身につくことで起きてしまうスポーツ障害を予防したり、競技を行う上で悪影響を与える悪い癖がついてしまうことを防ぐことにもつながります。
また、どこかの関節の動きが不十分でも代償動作で補うことができます。
ケガ、加齢などで目的の動作ができなくなってしまった場合は、代償動作はとても役立つものですが、アスリートの場合は、目的の筋肉や関節を効果的に使えなくなってしまうので、トレーニングの効率を低下させてしまいます。
特に、子供たちは代償動作を行うことで正しい動きを身につけられなくなってしまうので、指導者が筋肉と関節運動についてよく理解した上で筋力トレーニングを取り入れるようにしてください。
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