筋肉の役割
ある動作をする時に中心となって働く筋肉を「主働筋」、主働筋の働きを補助する筋肉を「協働筋」といいます。
また、それらの動きと反対の動きをする筋肉があり、それを「拮抗筋」と呼んでいます。
ある動きをする時は、主働筋と協働筋が収縮し、その動きにおける拮抗筋が弛緩することでスムーズに動作ができるのです。
この関係を「相反神経支配」といいます。
動きと筋肉
- 肘を曲げる
主働筋:上腕二頭筋(収縮)、協働筋:上腕筋、腕橈骨筋、拮抗筋:上腕三頭筋(弛緩) - 肘を伸ばす
主働筋:上腕三頭筋(収縮)、協働筋:上腕筋、腕橈骨筋、拮抗筋:上腕二頭筋(弛緩)
拮抗筋は弛緩することで動きをスムーズにしますが、完全に弛緩してしまうと関節を痛めてしまうので、わずかに緊張しながら動く速度や角度を調整しています。
ですから、強化したい動きがある場合、主働筋だけでなく周囲の協働筋や拮抗筋も鍛えることによって、筋力バランスが向上して主働筋をより効果的に動かすことができるようになります。
さらに主働筋、協働筋、拮抗筋のバランスが良いと、筋肉や腱、関節の故障をしにくくなることにもつながります。
また、主働筋と拮抗筋の収縮と弛緩を意識してストレッチを行うことで効果的なストレッチができることも覚えておいてください。
注意
体には意識しやすい筋肉と意識しにくい筋肉があります。
一般的に体の前面より背面の筋肉のほうが意識しにくい人が多いようです。
ですから、普段から体の背面を意識しながら過ごすことは、様々なトレーニング効果を向上させることにつながります。
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心理カウンセラー、加圧インストラクター、整体ボディケアセラピスト、スポーツフードアドバイザー、家庭物理療法師、医療機器の販売及び貸与営業所管理者など心と体をケアするための資格を持つ心と体のケアのスペシャリスト