ケトジェニックダイエットを成功させよう
ケトジェニックダイエットをしても結果が出ないという人もいらっしゃいます。
ケトジェニックダイエットでは、いくら糖質制限をしてもケトン体が使える状態にならなければ望ましい結果は出るものではありません。
ケトジェニックダイエットをしても結果が出ない人がしやすい失敗について考えてみたいと思います。
ケトジェニックダイエットを成功させるために
ケトジェニックダイエットと通常のダイエットとは大きく異なります。
ケトジェニックダイエットは「糖質を「できるだけ制限する」ことが目的のダイエットではありません。
ですから、「とにかく糖質を減らせば良い」という事ではなく、糖質の代わりに脂肪からつくられたケトン体をエネルギーとして使える状態を体内に作り出すことが必要なのです。
そのためには1食20g以内、1日60g以内に糖質の摂取を抑えた状態を約2週間継続しなくてはいけないのです。
また、ある程度体質の差がありますので、1食20g以内、1日60g以内に糖質の摂取を抑えてもケトン体をエネルギーとして使える状態にならない場合は1食5g以内、1日20g以内に糖質を抑えなければなりません。
糖質の代わりに脂肪からつくられたケトン体をエネルギーとして使える状態を体内に作り出すことができなければ、ケトン体をエネルギーとして燃焼できないので、その原料である体脂肪を減らすことが出来ないのです。
糖質の摂取量を徐々に減らして体を慣れさせても良いのですが、体質にあった摂取量を理解して、その摂取量をキッチリと守らなければケトジェニックダイエットのスタートラインにも立てないのです。
この摂取量をキッチリ守らなければ、ただの糖質制限ダイエットになってしまいますので気をつけてください。
さらに、ケトン体をエネルギーとして使えない状態で脂肪を通常より多めに取ってしまうとに体脂肪も増えてしまいます。
さらに、ケトジェニックダイエットは、カロリーの摂取制限をするダイエットではありません。ここは通常のダイエットと大きく異なる点です。
通常ダイエットでは摂取カロリーを減らすために食べることを我慢します。
しかし、ケトジェニックダイエットでは「糖質」を制限するだけにしなければなりません。
摂取カロリーが不足を起してはいけないのです。
糖質で減らした分のカロリーはタンパク質や脂質を多めに摂取する必要があるのです。
もともと脂質は大量に摂取すると胸焼けがしたり、すぐに満腹に成ってしまうのでそれほどの量は摂取できませんが、糖質を制限している状態なら摂りすぎた脂質は体外に排出してしまうため極端なオーバーカロリーにはなりにくいのです。
カロリーが足りなくなってしまうと脂肪よりも先に筋肉を分解してカロリーを得ようとするので体内で糖が出来てしまう上、筋肉が減ってしまうので代謝が低下してしまいます。
つまり、カロリー不足はリバウンドの原因になってしまうのです。
ケトジェニックダイエットではカロリーの過不足は起さないで糖質を制限量内まで減らすことが重要だということを覚えておいてください。
さらにタンパク質の摂取間隔にも注意が必要です。
タンパク質の摂取間隔が空きすぎると摂取カロリーが少なくても太ってしまいます。
食事はタンパク質の摂取と同じく定期的にあまり時間をあけずに摂取したほうが良いのです。
食事と食事の時間が空きすぎると不足したエネルギーを補おうとして筋肉を分解してしまうので、基礎代謝が低下してしまうからです。
また、体は次にいつ食事が入ってくるか分からないので積極的に体に脂肪を溜め込んで飢餓に備えようとしてしまいます。
こうなると食事の量が変わらなくても太りやすい体質あるいは、体重が同じでも体脂肪高い体質になってしまいます。
また、ダイエットをすると体重を減らす事ばかりに意識が向いてしまう人が少なくありません。ダイエットの目的が体重を減らすことであれば何も食べず、運動もしないほうが目的を達成しやすいでしょう。
筋肉は脂肪よりも重いからです。
しかし、体重ばかりに意識が向いていると、せっかく体重が落ちてもすぐにリバウンドしたり、引き締めたいところがダブついてスタイルが悪くなってしまいます。
ですからケトジェニックダイエットを行う時は筋力トレーニングを併用してください。
筋肉が大きくなれば脂肪が減少してもあまり体重は減りません。
むしろ増えてもおかしくはないのです。
糖質制限だけに頼って体重を賭すのではなく、筋肉を落とさず、あるいは増やしながら脂肪だけを減らしていきましう。
体重の減少だけにとらわれず、お腹やウェイスト、太ももの皮をつまんで、その厚さの変化を見たり、鏡を見て、全体的に美しくなっているかをチェックしましょう。
体重や体脂肪率などの数値も大切ですが、見た目や触った感じなどで判断する方が圧倒的にデータ量は多いのです。
最後にケトジェニックダイエットをしていると、無性に甘いものが食べたくなることがありあすが、それは体脂肪が使われ始めるという脳からのサインなので、それによって体脂肪が減り始るタイミングがきたということがわかります。
糖質を口にしたいという衝動と上手に付き合ってケトジェニックダイエットを成功させてください。
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心理カウンセラー、加圧インストラクター、整体ボディケアセラピスト、スポーツフードアドバイザー、家庭物理療法師、医療機器の販売及び貸与営業所管理者など心と体をケアするための資格を持つ心と体のケアのスペシャリスト