筋線維について
筋肉は糸のような形をした筋繊維が数千本も束ねられて入っている筋束と呼ばれる膜が、さらに何本も束ねられてできています。
そして腱を介して骨にくっついています。
筋繊維の太さは直径約0.01㎜から0.15㎜です。
筋肉は筋繊維が収縮することで力を発揮しますが、筋繊維の束が太ければ太いほどより強い力を発揮することができます。
筋繊維の長さは約1㎜から30㎝と幅がありますが、数10から数100の筋繊維がまとまってひとつの神経の支配を受けています。
筋繊維は収縮のスピードによって分類されています。
筋繊維の種類
- 白筋線維(FG)
速く強力に収縮するがすぐに疲労する
- 赤筋線維(SO)
収縮速度は遅いが持久力がある
- FOG線維
白筋線維と赤筋線維の中間的な特性がある
体の部位によって、目的に合わせて1〜3の割合が異なっています。
また、遺伝的体質によっても差があるので、その割合によって様々な競技への適性が変わってきます。
筋繊維遺伝的割合は「変えることができない」といわれていますが、トレーニング方法を工夫することで、どの筋肉を中心的にトレーニングするかを選択できるため、目的の筋繊維を中心に大きくすることで、ある程度カバーすることができます。
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