ケトジェニックダイエットって?
「ケトジェニックダイエット」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
糖質制限することで、グルコース(ブドウ糖)以外で唯一、脳内でエネルギーとして使える「ケトン体」を脂肪から作りだして、脂肪を消費しやすい体質にするダイエット方法です。
このダイエット法の特徴は「低糖質のものならお腹いっぱい食べても良い」という点です。
ダイエットで禁止されがちなお肉を食べても良いのです。それではケトジェニックダイエットについて詳しく見ていきましょう。
ケトジェニックについて
人は普段、食事から炭水化物などの糖質を身体に取り入れて摂り、ブドウ糖に分解してエネルギーにしています。
糖質を抑えた食事をして糖質不足の状態を体の中で作り出すことで、糖質の代わりに体内に蓄積された脂肪をエネルギーとして使えるようになるので、脂肪燃焼が促進するのです。
脂肪を燃焼する時に肝臓で「ケトン体」という物質を作り出します。
ケトン体は脳にエネルギー源を供給するために肝臓で作られる物質です。
通常、脳はブドウ糖しかエネルギー源として利用できません。
(脂肪酸は血液脳関門を通過できないので、脳は脂肪酸をエネルギー源として利用できません。)
ですから体はブドウ糖が枯渇したときに脳のためにエネルギー源を作らなければなりません。
そこで、肝臓では脂肪酸を分解する過程でケトン体を生成するように進化したのです。
ケトン体は細胞膜や血液脳関門を通り抜けられるので、骨格筋や心臓や腎臓や脳など多くの臓器でブドウ糖に代わるエネルギー源として利用されます。
特徴
ケトジェニックとはケトン体を作りだし、脂肪をエネルギーに変えることができる体質のことをいいます。
ケトジェニックダイエットをすると体質そのものが変わって、脂肪を燃焼させやすい体質になるので、一度ケトジェニック体質になればリバウンドしにくいということが大きな特徴です。
ケトジェニックはとても自然なこと
約700万年ぐらい前まで、人間の祖先は肉を主食として生活をしていました。
原始時代は食品を保存できない上毎日獲物が取れるわけではありません。
原始人たちの食生活はとても不安定だったのです。
ですから、次第に木の実など糖質を含む食材を食べて脂肪を体に蓄えるようになっていきました。
脂肪を体に蓄えられると肉を食べられない日でも脂肪をエネルギーに変えて生き延びることができるからです。
原始人は獲物が獲れた時は肉を食べてエネルギーをつくり、獲れなかった時は体に蓄えた脂肪をエネルギーに代えるという「ケトジェニック体質」だったのです。
人間が米などの糖質をを主食として生活するようになったのは数千年前だと考えられています。ですから、元来肉食だった人間がケトジェニックの状態になることはとても自然なことなのです。
ケトジェニックダイエットの効果
- ダイエット効果
- 食後に眠くなりにくい
- 気力の向上
- 集中力アップ
- 免疫力アップ
- 病気への抵抗力が高まる
- 健康の維持増進
- がん予防
- アンチエイジング(老化防止や美肌)
糖尿病予防 糖尿病の人は行えません。
次回以降はもう少し詳しく考えていきたいと思います。
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