効果を高めるのは時間の長さではありません
長時間のトレーニングをすることで効果が高くなると考える人も多いようですが、加圧トレーニングの効果を引き出すポイント、つまり成長ホルモンの分泌量は蓄積された乳酸の量に比例して増加します。
乳酸を十分に蓄積するためには、長時間運動するよりも短時間で一気に追い込む方が効果的です。
ですから、加圧トレーニングは腕10分、脚20分の制限時間を設定して行う方が長時間トレーニングを続けるよりもずっと効果的なのです。
また、あまり長い時間継続して加圧トレーニングを続けることは安全面からもおあすすめできません。
しかし、筋力・体力レベルが十分に高い方で制限時間では十分なトレーニングが出来ないと感じている方の場合は以下のような方法もあります。
加圧トレーニングの時間調整方法
加圧/除圧を繰り返す
腕、脚ともに制限時間を越えたら、一旦ベルトを緩めて除圧します。
1回の除圧時間は完全除圧の状態で1〜2分以上行ってください。
その後再び加圧してトレーニングします。
つまり「加圧⇒除圧⇒加圧⇒除圧」のサイクルを繰り返してトレーニングするということです。
ただし、この場合も1回の加圧時間は制限時間を越えないことを厳守してください。
腕
加圧(10分)→ 除圧(1~2分)→ 加圧(10分)→ 除圧(1~2分)→ 加圧(10分)
脚
加圧(20分)→ 除圧(1~2分)→ 加圧(20分)→ 除圧(1~2分)→ 加圧(20分)
加圧時間を徐々に減らして、
腕
加圧(10分)→ 除圧(1~2分)→ 加圧(7分)→ 除圧(1~2分)→ 加圧(4分)
脚
加圧(20分)→ 除圧(1~2分)→ 加圧(15分)→ 除圧(1~2分)→ 加圧(10分)
といった方法もあります。
緩めの圧力から初めて加圧の圧力をを徐々強くして(自分の最適圧まで)行く方法もあります。
腕
加圧(10分、圧130)→ 除圧(1~2分)→ 加圧(10分、圧140)→ 除圧(1~2分)→ 加圧(10分、圧150)
脚
加圧(20分、圧160)→ 除圧(1~2分)→ 加圧(20分、圧180)→ 除圧(1~2分)→ 加圧(20分、圧200)
加圧の制限時間(腕:10分以内、脚:20分以内)は安全に加圧をしていただくために必要な制限時間です。
制限時間は厳守して安全な加圧トレーニングを行いましょう。

心理カウンセラー、加圧インストラクター、整体ボディケアセラピスト、スポーツフードアドバイザー、家庭物理療法師、医療機器の販売及び貸与営業所管理者など心と体をケアするための資格を持つ心と体のケアのスペシャリスト