体脂肪を管理する
アスリートには自分にとって適切な体脂肪量を管理することが求められます。
なぜなら、体脂肪が多すぎると関節などに負担がかかって故障の原因になったり、体のキレが低下して競技や練習でのパフォーマンスが低下するからです。
脂肪組織と除脂肪組織
- 脂肪組織
最低限必要な脂肪と貯蔵脂肪があります。
最低限必要な脂肪は男性で3〜4%、女性で9〜12% - 除脂肪組織
脂肪組織以外の組織です。
筋肉、内臓、体液、骨格などの組織のことです。
一般的に体脂肪は「不必要なもの」と考えられがちですが、体脂肪はホルモンの材料になったり、継続的エネルギー源になったりするので、体にとってはとても重要です。
しかし、体脂肪が増えすぎると体にキレがなくなってしまうばかりか、関節に負担がかかって故障の原因になってしまいます。
競技、性別、期によって適切な体脂肪率は異なりますが、自分にとって適切な体脂肪率を期別に把握して管理するようにしましょう。
貯蔵脂肪
脂肪組織に貯蔵された脂肪のことをいいます。
食事から摂った栄養を脂肪細胞で中性脂肪に変換されて蓄えます。
体脂肪率
体内にある脂肪量が体重の何%あるかを表す数値です。
体脂肪を管理する時は体脂肪率から脂肪量を割り出して考えると体脂肪の増減を意識しやすくなります。
体重70kg、体脂肪率15%であれば、「70×15%=10.5kg」という計算式で導き出すことができます。