自分に必要なエネルギー量
年齢の違いで必要栄養量には差があります。
また、成長期、成人期、シニア期など、ライフステージごとに必要な栄養量も変化します。
個人の活動量によっても大きく差が出ます。
アスリートの場合、どんな競技をして、どんな練習メニューなのか?あるいは、身長や体重がどれぐらいで筋肉量はどれぐらいか?によっても差が出ます。
ここでは、年齢と性別による差を考えてみます。
必要エネルギー量が一番多くなる時期は性別によって異なります。
男性は15歳〜17歳、女性は12歳〜14歳です。
この差は、性差による成長ステージ(どこがどんな風に成長するのか?)が異なるからです。
大人の方が体が大きいのでエネルギー量が多いと思う人は多いようですが、表を見ればわかるように、子供も大人と同等以上のエネルギーが必要なのです。
また、必要エルギー量はピークを過ぎると叙情に減少していくので、それにともなって食事量を減少させていく必要があることを十分に意識してください。
年齢・性別別エネルギー必要量の目安
性別 |
男性 |
女性 |
||||
身体活動レベル |
低い(Ⅰ) |
ふつう(Ⅱ) |
高い(Ⅲ) |
低い(Ⅰ) |
ふつう(Ⅱ) |
高い(Ⅲ) |
1〜2歳 |
950 |
900 |
||||
3〜5歳 |
1300 |
1250 |
||||
6〜7歳 |
1350 |
1550 |
1750 |
1250 |
1450 |
1650 |
8〜9歳 |
1600 |
1850 |
2100 |
1500 |
1700 |
1900 |
10〜11歳 |
1950 |
2250 |
2500 |
1850 |
2100 |
2350 |
12〜14歳 |
2300 |
2600 |
2900 |
2150 |
2400 |
2700 |
15〜17歳 |
2500 |
2850 |
3150 |
2050 |
2300 |
2550 |
18〜29歳 |
2300 |
3150 |
3050 |
1650 |
1950 |
2200 |
備考 |
表のエネルギー量は基礎代謝量に身体活動レベルをかけて、端数を切り上げてものです。 |
年齢別エネルギー必要量の基準
身体活動レベル |
低い(Ⅰ) |
ふつう(Ⅱ) |
高い(Ⅲ) |
基準 |
生活の大部分が座位
性的な活動が中心の生活の方 |
座位中心の仕事で、職場内での移動、立位での作業・接客等、あるいは通勤、買い物、家事、軽いスポーツなどのいずれかを含む生活の方 | 移動や立位の多い仕事への従事者、あるいはスポーツ等の余暇における活発な運動習慣がある生活の方 |
1〜2歳 |
1.35 |
||
3〜5歳 |
1.45 |
||
6〜7歳 |
1.35 |
1.55 |
1.75 |
8〜9歳 |
1.40 |
1.60 |
1.80 |
10〜11歳 |
1.45 |
1.65 |
1.85 |
12〜14歳 |
1.50 |
1.70 |
1.90 |
15〜17歳 |
1.55 |
1.75 |
1.95 |
18〜29歳 |
1.50 |
1.75 |
2.00 |
30〜49歳 |
1.50 |
1.75 |
2.00 |
50〜69歳 |
1.50 |
1.75 |
2.00 |
70歳以上 |
1.45 |
1.70 |
1.95 |
備考 |
5歳までは全て普通(Ⅱ)と考えます。 |