筋肉(筋繊維)の種類
トレーニングを効果的に行うために、まずは筋肉の種類や特徴について知っておきましょう。
筋肉には「骨格筋」「心筋」(心臓を動かす筋肉)」「平滑筋」(臓器を動かす筋肉)の3種類がありますが、筋力トレーニングで鍛える筋肉は、体を動かす時に使われる骨格筋です。
骨格筋を鍛えることで筋力を増強したり、体型を引き締めたり、代謝を増加して太りにくい体つくることができます。
骨格筋の筋繊維は、遅筋繊維(タイプⅠ)と速筋繊維(タイプⅡ)に分類することができるのですが、速筋繊維はさらにⅡaとⅡbに分類できます。
- 遅筋繊維(タイプⅠ)
遅筋繊維は収縮速度が遅く力も弱いのですが、耐久性に優れています。
日常的の動作や長距離走などで多く使われる筋肉です。大きな力、速さ、瞬発力などを必要とせず、持久力が必要な運動で使われます。
遅筋は鍛えてもほとんど肥大しません。 - 速筋繊維(タイプⅡ)
速筋繊維は、収縮速度が速く力が強いので、大きな力、速さ、瞬発力などが必要な運動の時に使われます。
速筋タイプⅡbは特に収縮速度が速く大きな力が出せます。また、鍛えることで肥大しやすいのも、この速筋タイプⅡbです。
速筋タイプⅡaは、遅筋(タイプⅠ)と速筋タイプⅡbの中間的な性質を持っています。
ですから、筋肉をつけたい人は速筋タイプⅡbをターゲットに鍛えることが効率的なのです。
速筋タイプⅡbは、トレーニング中のもう限界という時にしか使われないので、速筋タイプⅡbをターゲットにトレーニングする場合は、少ない回数で「限界に達する」重さを負荷として使うことで効率よくトレーニングできることになります。

心理カウンセラー、加圧インストラクター、整体ボディケアセラピスト、スポーツフードアドバイザー、家庭物理療法師、医療機器の販売及び貸与営業所管理者など心と体をケアするための資格を持つ心と体のケアのスペシャリスト