エネルギー収支のバランス調整力をつけよう!
スポーツ選手の必要エネルギー量は、トレーニングの内容、時間、目的によって異なってきます。
摂取エネルギー量と消費エネルギー量の差をエネルギー収支と言いますが、減量が目的であれば摂取エネルギー量を不足気味にしてエネルギー収支を0より少し低くしなければなりませんし、筋肉の増強が目的であればエネルギーを少し多めに摂ってエネルギー収支を0より少しだけ多めにする必要があります。
ただし、エネルギー量が多すぎると体脂肪が増加してしまうので注意が必要です。
また、体重を維持したいのであればエネルギー収支が0になることが必要です。
エネルギー収支のバランスを把握するために、体重、体脂肪率、内臓脂肪、筋肉量、食事内容と量、トレーニングの内容と量を記録しておくことが役に立ちます。
記録しておくことで予測と違う結果(体重の増減など)をあとから振り返り微妙に調整できるからです。
たとえば、体重を維持するつもりでトレーニングをしていたのに、1ヶ月で体重が1Kg増加してしまったとします。体脂肪1kgは7200kcalですから、1日で約お茶碗1杯分(252kcal)余分に食べていたことになります。(正確には1日240kcal余分)
もし、記録がつけてあれば、余分に摂ってしまったエネルギーを
- 朝昼晩の食事、間食のどの部分でどれぐらい削れば良いか?
- どんなトレーニングを組み入れることで消費するか?
を慎重に検討し、今後の食事やトレーニングのメニューを組み立てるために役立てることができます。
ちなみに、エネルギー収支の調整に役に立つので、体重(kg)×移動距離(km)がおおよその消費カロリーとなることを覚えておきましょう。

心理カウンセラー、加圧インストラクター、整体ボディケアセラピスト、スポーツフードアドバイザー、家庭物理療法師、医療機器の販売及び貸与営業所管理者など心と体をケアするための資格を持つ心と体のケアのスペシャリスト