トレーニングで補うと良いミネラル
ミネラルを補給する場合はそれぞれのミネラルの働きを理解して、1日必要な摂取量を知った上でどのミネラルをどれだけ飲むかを決める必要があります。
- 汗を大量にかく
- 高負荷のトレーニングを行う
などミネラルの排出や消費が多い場合は
- トレーニングの質を向上させる
- 体の回復を速める
- 体のダメージを抑える
ためにサプリメントなどで補給していきましょう。
ただし、過剰に摂取すると中毒症状が起きる可能性があるので、上限が設定されているミネラルは上限を守りましょう。
ヨウ素
ヨウ素は体内に約20~30mgくらい存在します。
甲状腺ホルモンの成分発育を促進・エネルギー産生を高めるなどの働きをしています。
また、新陳代謝を促進し、皮膚や髪の毛を健康に美しく保ちます。
人間には必須成分で1日に0.014から0.033mgが必要量と考えられています。
体の中にあるヨウ素の多くは甲状腺に集められ、甲状腺ホルモンのチロキシンとトリヨードチロニンを作る材料になります。
これらのホルモンは基礎代謝を維持し新陳代謝を促進して、皮膚や髪の毛を健康に美しく保っています。
ヨウ素が不足すると
ヨウ素が不足すると体がだるい、重いと感じたりします。
チロキシンとトリヨードチロニンには交感神経を刺激して、糖質・タンパク質・脂質の代謝を促進する作用がありますので、欠乏すると基礎代謝が低下してしまうからです。
また、甲状腺機能低下が起るので脈拍が低下して体がむくんだりします。
性欲も減退しますし、皮膚や爪につやがなくなります。
エネルギー生産量が低くなるので太りやすくなって 活力がなくなります。
不妊になる場合もあるようです。
また、子供が不足すると発育の遅れの原因になってしまいます。
ヨウ素は海藻類や海産魚類などに多く含まれているので、日本人は欠乏しにくいミネラルですが、過剰になっても甲状腺に異常をきたすので摂りすぎに注意しましょう。
アスリートの場合、魚介類などが嫌いであったり、減量などで必要な栄養を取れない場合はヨウ素が不足することも考えられます。
基礎代謝が慢性的に低い、減量によって急激に基礎代謝が低くなり、体のだるさ、重さを感じる場合はヨウ素が不足しているケースもありますので、サプリメントで補給することも考えてみましょう。
ヨウ素の役割
- 基礎代謝促進作用
- 新陳代謝促進作用
ヨウ素を多く含む食品
昆布、わかめ、、ところてん、焼き海苔、青海苔、たら、ししゃも、ぶり 、さんま
1日の推奨量
- 男性:130μg 女性:130μg(30~49歳)
- 男性:130μg 女性:130μg(50歳以上)
- 男性:130μg 女性:130μg(70歳以上)
- 上限量:2200μg