一般的トレーニングとの違い
加圧トレーニングをする場合、トレーニングの強度調整がとても大切です。
闇雲に頑張れば結果が出るわけではありません。
通常のトレーニングでの強度の調整要素は
- 負荷の強度(重さ、強さ)
- 時間
- 回数
ですが、加圧トレー二ングでは
- 負荷の強度(重さ、強さ)
- 時間
- 回数
- 圧力
となります。
圧力という要素が加わることで、他の要素にも変化を考える必要が出てきます。
細かい設定については加圧インストラクターから指導を受け、常時最適な強度でのトレーニングを行ってください、
強度調節の参考知識
強度の調整法としては、
- 1セットでの繰り返し回数をセット毎に少しずつ負荷を減らしていく方法
- 1セット毎に少しずつ圧力を減らしていく方法
- 1セット毎に静止時間などを短くしていく方法
- 1セット毎に負荷を減らしていく方法
などが考えられます。
例えばアームカール(腕を曲げて負荷を持ち上げる種目)をする場合、1であれば
- 1セット目:負荷15キロ、繰り返し回数15回、1秒であげて、3秒停止、1.5秒で戻す 圧力 150Hg
- 2セット目:負荷10キロ、繰り返し回数15回、1秒であげて、3秒停止、1.5秒で戻す 150Hg
- 3セット目:負荷5キロ、繰り返し回数15回、1秒であげて、3秒停止、1.5秒で戻す 150Hg
といった形になりますし、
2であれば
- 1セット目:負荷15キロ、繰り返し回数15回、1秒であげて、3秒停止、1.5秒で戻す 圧力 150Hg
- 2セット目:負荷15キロ、繰り返し回数15回、1秒であげて、3秒停止、1.5秒で戻す 130Hg
- 3セット目:負荷15キロ、繰り返し回数15回、1秒であげて、3秒停止、1.5秒で戻す 100Hg
といった形で調整します。
筋肉を太く大きくしたい場合は、1セット毎の1番最後の回数がギリギリ上がる程度になるように回数や圧力、負荷を調整すると良いでしょう。
また、心肺機能や持久力をあげたい場合は、筋力トレーニングの場合よりも2〜3割程度低めの圧力を用いて持久系のトレーニングや有酸素運動をすると良いでしょう。
加圧トレーニングで用いる負荷は1RM(1回だけギリギリ持ち上げることができる負荷)の20%〜40%程度で行うと高い効果を得やすいと言われています。
効率よくトレーニングを行うために、目的に合わせたトレーニング種目の選定と同時に、負荷の強度(重さ、強さ)、時間、回数、圧力の設定をインストラクターと話し合いながら決めていきましょう。
効率よくトレーニングを行うためには体を追い込む必要もありますので、我流で行うのではなく、インストラクターの適切な監修のもとに行うようにしてください。

心理カウンセラー、加圧インストラクター、整体ボディケアセラピスト、スポーツフードアドバイザー、家庭物理療法師、医療機器の販売及び貸与営業所管理者など心と体をケアするための資格を持つ心と体のケアのスペシャリスト