目眩

加圧トレーニング理論編(15)

加圧トレーニングの注意点

通常加圧することで生じる生理的な変化は除圧をすると消失し加圧する以前のレベルに回復しますが、極稀に加圧・除圧の変化によって不快感・徐脈・血圧低下などがおこって失神を起こす人もいます。

 こうした反応は「血管迷走神経反射」と呼ばれるもの反射により起こります。

血管迷走神経反射について

血管迷走反射にはいくつかの反射が含まれますが、その1つに以下のようなBezold-Jarish反射(ベツォルト-ヤーリッシュ反射)があります。血圧が上昇して血管壁にかかる圧力が上昇すると、その変化は圧受容体によって感知され中枢に伝えられます。そうなると交感神経が抑制され迷走神経を亢進するための信号が発信されます。(迷走神経は主として胸腹部の内臓を支配する副交感性の神経)

この反射があるので、血圧が上がりすぎても調整され、ある程度一定に保たれています。

しかし下半身を加圧をすると下半身に血液が溜まるので静脈還流量が減って動脈側も圧が低下します。そして血管の張力が減少して血管にある圧受容体で生じる信号が減少します。その結果中枢からの交感神経の抑制がなくなって交感神経が興奮します。

つまり静脈への血液の戻り(還流量)が極端に低下すると交感神経が興奮しすぎてしまうのです。その結果、それを抑制するために一気に交感神経の抑制と迷走神経活動の亢進が引き起こされてしまいます。このため心拍数の減少・血管の拡張による血圧低下が見られ、ひどい時には失神が起こるのです。これがBezold-Jarish反射です。このBezold-Jarish反射ではなく除圧によって起こる場合もありますが、このメカニズムについては今後も検討を要すると考えられます。

加圧トレーニングは専門家の指導のもとで!

加圧トレーニングは適切な管理下で行われないと危険を伴うこともあるトレーニングです。

しかし正しい知識を持つ適切な管理者の指導で行われさえすれば、とても安全で効果が高いトレーニングです。

  • 何らかの疾患で長期間寝ていなければならない方
  • ケガなどで通常のトレーニングを行えない方
  • 無重力状態におかれる宇宙飛行士などが、重力の刺激を受けられないためにおこる循環器系の病的な変化を予防するため

など医療機関や最先端の科学実験分野でも無限の可能性を秘めているトレーニング方法だと言われ、取り入れられはじめています。加圧トレーニングを行う際は我流で行わず専門家の指導のもと安全に行いましょう。

関連記事

  1. 加圧バストアップ大胸筋中部
  2. 加圧ウェルエイジングベルト
  3. 加圧サイクルマシン
  4. 遺伝子
  5. 脳と筋肉と神経を騙す
  6. リハビリトレーニング

最近の記事

  1. OKサインの女性
  2. 寝ながら・美容
  3. OKサインの女性
  4. 足をストレッチ
  5. OKサインの女性

カテゴリー

アーカイブ

PAGE TOP