アウターマッスルの筋力トレーニングをする場合、最適な時間はある程度決まっています。
- 寝起きは適さない
- すきっ腹の状態は適さない
- 栄養補給が必要
こうした条件がハッキリしているので、条件に合わせてトレーニングの時間帯を決めるからです。
しかし、インナーマッスルの筋力トレーニングでは、ハッキリした基準が明確になっていないため、どのように取り組んだらよいのかが不明確です。今日はインナーマッスル・トレーニングへの取り組み方について考えてみましょう。
トレーニングの時間帯と体温
インナーマッスルを鍛える場合も、アウターマッスルの場合と同じように、トレーニング前に体を温めておく必要があります。
インナーマッスル・トレーニングでは、それほど大きな筋力使わないのですが、インナーマッスルは細かい筋肉群ですから、体温が下がって柔軟性が低下している状態でやるのは故障の原因になってしまいます。
時間帯は体温の上がりやすい午後が最適と考えられますが、十分なウォームアップを行えば朝や夜でも問題はないでしょう。
栄養と疲労状態
インナーマッスル・トレーニングには大きなエネルギーは必要ありません。
また、アウターマッスルのトレーニングのように体がダメージを受けないので、「トレーニング後の栄養補給」にそれほど神経質になる必要はないでしょう。
ただ、疲労の蓄積具合、空腹具合/満腹具合には注意してトレーニングをおこないましょう。
トレーニングの順番
アウターマッスルのトレーニングの場合、トレーニング対象の筋肉は大きなダメージを受けてしまいます。
ですから、腕のトレーニングを先に行って追い込んでしまうと、腕に力が入らないので胸の筋肉のトレーニングがしにくくなってしまいます。
そのため、1日にできる種目の数も限られますし、順番にも工夫が必要です。
しかし、インナーマッスルのトレーニングの場合、トレーニング対象の筋肉は大きなダメージを受けることがないので、トレーニング後に力が入らなくなって後の種目ができなくなったりすることがありませんので、自由に順番を決めて行うことができます。
メニューの順番を毎回変えたりして、楽しめるように工夫してみるのも良いでしょう。
時間の取り方
インナーマッスル・トレーニングは器具を使わずにできるトレーニングが多いので、わざわざトレーニングの時間を取る必要はないかもしれません。
自宅でお風呂上りに、仕事の合間に、電車の待ち時間にといった工夫で取り組めるメニューも多いですし、ベンチプレスの前に肩のインナーマッスルを鍛えたり、スクワットの前に股関節のインナーマッスルを鍛えたりといった感じで、アウターマッスルのトレーニングをする時に、インナーマッスル・トレーニングも「ついでに鍛える」という感じのメニュー作りでも良いでしょう。
こうすることで、インナーマッスルのトレーニングがアウターマッスル・トレーニングのウォームアップとして機能するようになります。トレーニングの時間や方法について工夫しながら、継続できる方法を見つけていきましょう。
[ad#as-01]