筋肉の基本的な性質を知っておこう!
インナーマッスル・トレーニングを効果的に行うためには、筋肉の基本的な性質を理解している必要があります。 基本的な性質を理解しておくと、トレーニングの動作の時に「働いている筋肉」をイメージして意識することができるようになっていきます。
一般の筋力トレーニングを行う場合でも、加圧トレーニングを行うにしても、インナーマッスル・トレーニングを行う場合でも、「動いている筋肉を意識する」ことが重要になってきますので、ぜひ、基本的な性質を理解した上でトレーニングを行っていきましょう!!
基本的性質について知ろう(随意筋と不随意筋)
人間の体には沢山の種類の筋肉がありますが、自分の意志でコントロールできる筋肉とできない筋肉があります。
随意筋:自分の意志でコントロールできる筋肉
自分の意志によって動かせる筋肉を随意筋と言います。 腕を曲げる時に使う上腕ニ頭筋や腹を曲げる時に使う腹直筋などは、動かそうと思えば自分の意志で簡単に縮めてその結果腕を曲げたり、体を曲げたりすることができます。 随意筋は運動神経を介してコントロールされています。
不随意筋:自分の意志でコントロールできない筋肉
自分の意志によって動かす事ができない筋肉を不随意筋といいます。 心臓や胃の筋肉は基本的には自分の意志で動かしたり止めたりする事はできません。 不随意筋は自律神経を介してコントロールされています。
効果的にトレーニングするために
インナーマッスルは基本的には不随意筋ですが、運動神経を介してのコントロールも受けていると考えられます。 ですから、最初は意識しても全く動いている感じはしないと思いますが、繰り返し意識をしながらトレーニングすることで運動神経を介して意識してコントロールすることができる筋肉も出てきます。 しかし、そうした状態になるためには繰り返し、繰り返しインナーマッスルを意識してトレーニングをする必要がありますので、最初の内は完全な不随意筋で自律神経のコントロール下にあるため意識して動かすことはできないと考えた方が良いようです。 しかし、正しいフォームや動き、スピードでトレーニングをすることでインナーマッスルは初心者でも動かすことができますので、インナーマッスル・トレーニングでは、正しいフォームや動き、スピードを守るための工夫が必要だという事を知っておいてください。